ベストライブ&ワーストライブ 前編
百聞は一見に如かずと言うことわざがあるように
100回再生したあの曲が一度のライブで一気にイメージが変わる、と言うことはままある
逆に一度も聞いたことがなかった曲をこれから100回再生するようになるようなことも
だからこそアーティスト達は魂を削り命を懸けて勝負の舞台に立つのだ
勝った負けたというのはまたおかしな話だが
今回は僕が完全に打ちのめされた「ベストライブ」と
期待と裏腹にガッカリした「ワーストライブ」を紹介しようと思う
先に断っておくがライブなんて好きで見に行っているんだから元々そのバンドは好きだ
ただそのライブがなにか物足りなかったと感じたもの、逆に圧倒されたと感じたものをそれぞれ3バンド程挙げていこうと思う
長いので二つに分けます
まずは良かったライブの方から
1.サンボマスター
後にも先にも無いくらいもうめちゃくちゃに泣いた
初めて見たのは2017年のロッキン、レイクステージのトリ
チャンカワイみたいな風貌で愛と平和を歌う山口の姿は世界一かっこよかった
僕はライブでモッシュに巻き込まれるのは好きじゃ無いんだけど、サンボマスターだけは別
もみくちゃになりながら我を忘れて大合唱、最高に健康的なトリップ状態と言っていい
まともな状態なら山口が煽る謎の掛け声を叫んだりできるわけないだろ、叫んだことあるか?「太陽越え!!太陽越え!!」って
涙を流したいならサンボマスター、これは譲れない
2.凛として時雨
大学生の時にBest of Tornadoのツアーを見に行ったのが最初
一曲目がSadistic Summerだったんだが当時そこまでこの曲は聴いていなかった
ラスサビで「Sadistic!」とTKと345が連呼し畳み掛けてくるのだがそこで何故か泣いた
いままでで1番意味がわからない涙だった
感動するような歌詞では無いしそもそもSadistic Summerの意味すらわからない
単純にカッコ良すぎて涙が出てきたのだと思う
その昔、マイケルジャクソンのライブでは
マイケルが登場し、その場で1分以上ピタリと静止
彫刻のようなマイケルを見てファンは涙を流し失神したという
それに似た現象が時雨のライブで起きた
4曲目のDISCO FLIGHTで飛び跳ねて未開封のペットボトルを落としたことと合わせて忘れられないライブです
3.Linkin Park
チェスターが亡くなった今
本当に見に行っていて良かったと心から思えるライブである
あれはフェス初参戦となる2013年のサマソニ
東京ではその夏の最高気温を記録したクソほど暑い日だった
物販で2時間ほど並んでそのままスタジアム内に入ったところ、命を繋ぐためのポカリスエットをゲートで没収され、死にかけながらホルモンでヘドバンをしたのを覚えている
一緒に行った友人から、「チェスターはたまに喉の調子が悪い時があるらしい」との噂を吹き込まれ、心配しながらステージが始まったがそんな心配は無用だった
日本人ではまず不可能な圧倒的肺活量で会場を制圧
その姿にオーディエンスは熱狂し、外人が次々に客をリフトしダイブさせ、目の前の外人カップルは熱いキスを交わし続けていた、ライブ見ろよお前ら
良かったライブはこの3つ!
後半は炎上覚悟のガッカリしたライブ編です