かっこよすぎて売れない小林太郎
「小林太郎」
この名前からどんな音楽を想像しますか?
毎年フジロックに参戦して敢えてテントでのんびり音楽を聴くような30代前半の女性が聞きそうな音楽を想像しましたね?奇妙礼太郎じゃないんだよ
名前から想像するに星野源や斉藤和義のようなアコギを携えるシンガーソングライターを思い浮かべると思いますが真逆
今時流行らないバリバリのハードロックを熱く歌い上げるシンガー、小林太郎について書こうと思います
・リフのセンス
兎にも角にも曲を聴いて欲しい
小林太郎で推したいポイントの一つはリフ
僕はこの飽和という曲のリフが最高にかっこよくて大好きなんだけど、このリフ、思いつきそうでギリギリ思いつかないんですよね
一度聴いてしまえばなんで思いつかなかったんだろう!ってなるんだけど、多分一生思いつけないと思う、それくらいシンプルでかっこいい
しかもこの曲書いたとき22歳
完成されすぎている、かつての窪塚洋介みたいなロン毛にフライングVのシルエットで異様に漂う色気、おかしい
この時は20歳、ベテラン過ぎるだろ
ミッシェルと凌ぎ削ってたって言われても信じるわ
・歌唱力がやべえ
もう一つは歌唱力
単純に歌がめちゃくちゃ上手い
歌謡調のメロディを綺麗にも激しくも歌える
尾崎豊がハードロックに目覚めたらこうなるのか??
シャウトも完璧、閣下と張れるレベルで綺麗に出せる
ただ売れない
前回の記事にも書いたんですけど、カッコ良すぎると売れないんですね
いまハードロックが売れようと思ったら歌詞を面白くするしかない、打首とかアラウンドザ天竺みたいな
カッコいいんですよ、カッコいいんだけど、バズる要素がない
本当に凄い才能の持ち主なんですが不遇の天才、小林太郎
最近はどんな活動をしているかと言うと
仮面ライダーの曲歌ってます
よく考えたらハードロックってヒーロー系のアニメとか特撮にぴったりだもんね、ジャムプロとか
まだ28歳、ここから火がついてもう一度売れてほしいと願うばかりです