ジャパンシューゲイザーを語りたい
日本のシューゲイザーを…!!
語りたい…!!!
最近ジャパンシューゲイザー界隈が賑わっているなんて噂があります
そんなわけないだろ…!
あんなネーミングから陰気な音楽がメインストリームに来るなんてそんな与太話があるかよ…!
そんな風に考えていた時期が、俺にもありました
転機は羊文学の人気が上がってきてからだったように思う
3年ほど前に、みのがやっているTokyo Highway Radioでシューゲイザー特集が組まれていてたまげたものである
ちなみに17歳とベルリンの壁やSPOOL、
・・・・・・・・・(ドッツ)などが紹介されていた
Apple Musicで聴けるのでシューゲイザー入門としてぜひ聴いてみるといい
轟音ギターと甘美なメロディ - ラジオステーション - Apple Music
シューゲイザーってなに
My Bloody Valentine / Only Shallow
音楽的な特徴を挙げるならマイブラことMy Bloody Valentineに代表されるように
フィードバックノイズやゴリゴリのディストーションギターの上でほとんど聴こえないボーカルが囁くような声でゆったりとしたメロディを歌うのがシューゲイザー
機材が多すぎてずっと足元を見て演奏していることからShoe(靴を) Gazer(見つめる人)と揶揄されたのがそのまま名前になるという陰気の塊のような音楽である
最近は良質なシューゲイザーバンドがどんどん出てくる、良い時代になったのだな…
今回は私が見つけたジャパンシューゲイザーバンドを紹介していこうと思う
が!
ジャンルの区別が難しすぎて
「シューゲイザーじゃないドリームポップだろ」
「いや、これはマスロックだ」
みたいな批判がくるのがすんごい怖い!!
なのでここでは「ルーツにシューゲイザーがいる」くらいの感覚で見てもらえるとありがたい
シューゲイザーとドリームポップの違いなんて言語化できないんだすみません
それではどうぞ
1.ひとひら/つくる
2021年結成のハイレベルなマスロックシューゲイザーバンド
マスロック感のあるギターの絡み合い、ドラムの音色の上でボーカル山北せなの優しいハイトーンが乗ることで次世代のシューゲイザーサウンドを作り上げている
インストからの影響もあるのかも
このアルバム、通しで聴きましたが変拍子を用いながらもギターで聴かせるメロディに対して歌パートがめちゃ少ない
様々なジャンルを飲み込みながら最後にマスロック/シューゲイザーに収束しているので私の好みにブッ刺さりです
2.電球/4番線
俺はこんなバンドに出会う為に毎日音楽を探しているのかもしれない
歌、ほぼなし!
超実験的、マイブラを再解釈したような音楽性
個人的にシューゲイザーは現代音楽的な側面もあると思っているので、この曲のようにアンビエントを取り入れシューゲイザーを再定義するような音楽性のバンド、大好き
同じアルバムに入っている街という曲が一番好きなんですがギターでか過ぎて本当に歌聞こえないです、ボーカルがサブ扱いなのに不思議な満足感
まだ眠い朝に聴くとトビます
3.雪国/東京
お次は2003年生まれの2023年結成「雪国」
さっきから検索しにくい名前のバンド多くない?全部「バンド」ってつけないと出ないんだけど
美しいと感じるものの象徴として雪国と付けているだけあって情景描写が秀逸
「東京」という曲はバンドによって様々な顔を見せるが雪国の場合はより特殊に感じる
ボーカルの京は東京を「廃墟」と表現し別れに戸惑う心情や灰色の風景を見せてくれる
これからも彼の目から見る世界を、ありありと表現した曲を作り続けて欲しい
4.Blurred City Lights/彗星
ようやく女性ボーカル…!
シューゲイザーといえば透き通った女性ボーカル!
最近聞いたバンドでは一番声が好き
Xでたまたま流れてきたので聞いてみたところ
深すぎるリバーブがかかったボーカル、煌びやかなギターフレーズ、アウトロの轟音パートで「これこれェ!!」となりまんまとハマりました
楽曲は小説的な表現の歌詞が多く、この曲の主人公を想像しながら聴くのが楽しい聴き方
紹介した「彗星」の他には同じく轟音が楽しめる「夢際」がオススメ
聴きやすいシューゲイザーバンドない?って聴かれたら羊文学と合わせてこちらを紹介するかも
ごめん!多すぎる!!
あと5バンドくらい紹介したいけど文字数がとんでもなくなってしまう
我慢したのにめちゃくちゃ早口でシューゲイザーを語るオタクになってしまった
なので急遽Part2へ引き継ぎます!
To Be Continued...
つづき